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事務局だより 2024年11月号

ガイドヘルパーの日の活動のお知らせ

日視連では昨年から決まった視覚障害者ガイドヘルパーの日にちなんだ行事を12月3日に開催してライブ配信します。また、ガイドヘルパー制度の必要を知ってもらい、一人でも多くヘルパーになってもらうことを目的にPR用チラシとポケットティッシュを作って加盟団体に配布しました。本協会では、チラシを社協や公民館の窓口に置いてもらうことにしました。ポケットティッシュは地域団体や個人を通じて配布してもらうことにいたしますので、よろしくおねがいします。 以下にチラシの内容を掲載します。
<表面>
12月3日は「視覚障害者ガイドヘルパーの日」 社会福祉法人日本視覚障害者団体連合と同行援護事業所等連絡会は、 12月3日を「視覚障害者ガイドヘルパーの日」として記念日認定すべく、一般社団法人日本記念日協会に申請し、令和5年12月3日に同協会より認定を受けました。視覚障害者の外出を豊かにするため、「視覚障害者ガイドヘルパー」を一人でも多く増やし、制度を発展させることにご協力ください。
「視覚障害者ガイドヘルパーの日」を詳しく知りたい方は、下記URL先の情報をご覧ください。 http://nichimou.org/all/news/secretariat-news/231106-jimu/

問合せ先:社会福祉法人日本視覚障害者団体連合
【組織部団体事務局】 電話03-3200-0011(内線6)メールjim@jfb.jp
【同行援護事業所等連絡会】 電話 070-3206-5645 メール jim_doukouenngo@yahoo.co.jp

<裏面>
視覚障害者が安心安全に外出するための同行援護は、制度化されて10年が経過しました。その間、同行援護を利用する視覚障害者は拡大の一途を辿り、現在では視覚障害者の外出を保障する仕組みとして、白杖を利用した単独歩行、盲導犬を利用した歩行とともに最も重要な外出保障の手段となりました。しかし、同行援護はまだまだ社会で広く知られているとは言えません。また、その担い手であるガイドヘルパーの不足が続いており、新たなガイドヘルパーの養成が喫緊の課題となっています。そうした課題を解決するためには、社会に視覚障害者の外出を支援するガイドヘルパーの必要性を広く周知することが重要です。同行援護の充実・発展によって、人と人とのつながりが広がり、その結果として視覚障害者の社会参加が促進され、共生社会の実現に結びつくことが期待できます。そこで、同行援護を創設した改正障害者自立支援法が成立した日(平成22年12月3日)を踏まえ、12月3日を記念日「視覚障害者ガイドヘルパーの日」としました。また、同法の公布日(平成22年12月10日)を踏まえ、12月3日から10日までを記念週間としました。記念日及び記念週間を通して、同行援護等の視覚障害者の外出を保障する諸制度の理解を促しつつ、制度の更なる発展を目指し、さらに、その支援者たるガイドヘルパーの地位向上や人材確保も同時に目指すための活動を行っていきます。 令和6年度記念式典ライブ配信のご案内 本年度も記念式典を開催し、同行援護功労者表彰の表彰式等を行います。
ライブ配信は下記よりご視聴ください。
【開催日】 令和6年12月3日(火)13時30分~14時30分
【配信URL】 https://youtube.com/live/GyKF8JmGi_I

12月2日からの保険証の取り扱いについて

マイナ保険証の導入に伴う今後の保険証の取り扱いについて10月末時点で決まっていることをお知らせします。 令和6年12月2日より、健康保険証の新規発行が終了します。12月1日までに発行された健康保険証は最大1年間有効です。マイナ保険証を保有していない方には、申請によらず、「資格確認書」が発行されます。マイナ保険証の保有者には、ご自身の被保険者資格等を簡易に把握できるよう、「資格情報のお知らせ」が送付されます。 なお、今後の政治状況によっては変更の可能性もあります。

第2回中途視覚障害者緊急生活支援相談会の報告

事務局長 庄司博典
標記の相談会を去る10月18日(金)10時~15時、栗原市市民活 動支援センターで開催しましたので報告します。 当協会が栗原市と折衝し、会場の手配・関係団体との調整を行い実施しました。当事者への開催案内は、栗原市福祉事務所生活福祉課の協力により障害者手帳保有者215名(1~6級)の当事者へ①栗原市の挨拶状 ②開催案内を音楽CD版で作成し発送しました。当日は主催者側は㈱トラストメディカル、宮城県視覚障害者情報センター3名、当協会3名の7名で対応しました。来場者は視覚障害当事者が5名、支援者2名とみやぎ身体障害者サポートクラブ相談支援員1名の8名でした。 弱視者用機器とアイフォン・パソコン等のデジタル機器の相談は3名、その他生活相談等2名に対し対応しました。 相談事例1 男性74歳。見えにくいので文字を拡大する機器を探している、友達で眼鏡を購入し使用したら見えたので。現在の障害者手帳の等級を聞いた所、6年前に手帳を紛失したまま、眼科の受診もしていないとの事。一番は眼科を受診して現在の見え方を判定したうえで、適切な用具について相談するよう名刺を手渡した。 相談事例2 女性、30歳。目が見えにくくなり、業務の効率が低下した事でうつ病になり、引き籠るようになった。見えなくなっても利用可能な音声機器やアプリ等を紹介した。 相談事例3 アイフォンの操作訓練(アプリのインストールと利用について)情報センターの中村氏が対応した。 相談事例4 男性、66歳。家族に頼らず情報を入手する方法を教えて欲しい。デジタル機器とそれに使用するソフトについて説明した。どんな情報をどんな方法で入手したいかを具体的に検討して頂く事。更に福祉課に行って日常生活用具で給付が受けられる品目を確認したうえで当協会に連絡するよう名刺を渡した。以上報告になります。

視覚障害者情報交流会のお知らせ

視覚障害者情報センター主催による交流会を開催します。
申込は不要ですのでお気軽にご参加下さい。

【対象者】
視覚に障害のある方(障害者手帳の有無は問いません)、ご家族、その他(視覚障害支援に関心のある方等)

【開催日】
11月19日(火)大和町  13時~ 大和町役場102.103会議室
11月21日(木)多賀城市 13時~ 多賀城市市民 サポートセンター 大会議室
11月26日(火)石巻市  10時30分~ 石巻市ささえあいセンター
11月28日(木)亘理町  13時~ 亘理町中央公民館2階 大ホール
12月 5日(木)大崎市  13時~ 大崎市地域交流センター
12月 7日(土)塩竃市  10時30分~ 塩竃市公民館
12月10日(火)岩沼市  13時~ 岩沼市市民交流プラザ
12月12日(木)名取市  13時~ 増田公民館
12月17日(火)東松島市 10時30分~ 東松島市役所南

ご協力ありがとうございます(敬称略)

 「書き損じ及び未使用ハガキ回収事業」報告
(令和6年10月1日~10月31日受付分)
 個人 2名
 (仙台市) 1名      
 (名取市) 1名

貸し出します

貸し出しご希望の方は協会事務局 電話022-257-2022へお申し込み下さい。

日視連発行
(1)声の広報「厚生」第291号デイジー版 2024年9・10月

農林水産省発行
(1)令和5年度 食料・農業・農村白書 音声CDデイジー版

本の紹介

理事 及川 篤生
書名 デモクラシー
著者 堂場瞬一(どうば しゅんいち)
※サピエに、音声デイジー版、点字データ版が登録されています。
 会員の皆さん、こんにちは。協会理事の及川篤生です。現在、衆議院選挙の真っ最中。僕の家の周りにも、選挙カーが回ってきます。去年、引っ越した僕は投票区も宮城2区から1区に変更。正直候補者のことがほとんどわからない。選挙の経費って有権者1人あたり数百円かかっているらしく、投票権を行使しないのはもったいない。候補者のホームページを検索してだれに投票するか検討中です。協会が作ってくれている、選挙公報も聴いたうえでの投票の予定です。一番町にお昼を食べに行きながら青葉区役所で期日前投票ですね。政治の歴史って有権者の拡大と議員や国のリーダーを決める方法の変遷といってもいいと思うんですが、今回の作品日本の選挙システムが大きく変わった中での話となっています。政治と金の問題、企業との癒着、世襲議員といった問題を解決するために国会議員を廃止して国民の中から、1000人をランダムに選んで、国民議員として、国政を行うようになった日本。首相も議員が選ぶのではなく、国民が直接投票して選出するシステムに代わっています。そうして、政治がうまくクリーンに回っていくかというと、当然、そんなことはない。国民議員に選ばれてしまった、政治の素人だった人たちの困惑、既存の権力を取り戻したいために、政治の仕組みを以前の形に戻そうとする勢力。素人の国民議員を支えていこうとする官僚たち。こうした混乱の中で、首相の立場をうかがう、東京都知事。誰が主人公というのではなく、それぞれの思惑が交錯するなか、国民議員の任期である4年間が過ぎていきます。おそらく、民主主義が、これまでの政治システムの中では、一番優れているというより、他のシステムよりはまだいいであろうというのが現状。政治システムが生まれてから、約2500年。今後も変わっていくであろう政治システムの1つの在り方を提示して、そこで、どんなことが起きるのかを描いています。AIに政治を任せてしまってもいいのか? そんなことも考えながら聴いてみた1冊でした。