本の紹介
理事 及川 篤生
書名 心療内科医が教える本当の休み方
著者 鈴木裕介(すずきゆうすけ)
※サピエに、音声デイジー版が登録されています。
会員の皆さん、こんにちは。協会理事の及川篤生です。皆さん、夏は乗り切りましたか?僕は、人生で初の救急車での搬送を経験しました。
朝起きて、血圧と血糖値を測るのがいつものルーティン。血糖値がなんといつもの半分しかない!
主治医から、僕のように1級の障害を2つも持っていて、一人暮らしをしているのであれば、そういう時は、躊躇なく救急車を呼べと言われています。
よって、朝の4時に119をダイヤル。透析患者が運ばれるJCHO仙台病院に運ばれました。ブドウ糖を点滴されて2時間くらいで回復。
救急車は、思っていたより揺れて、乗り心地が悪かったですね。
体も大事だけど、同様にメンタル面も大事。現代は、過剰な情報それらをスピーディに判断しなければならない、こうしたことがストレスにつながっているのは明らかですよね。
体の不調も、精神の不調が原因だったりします。世の中は、便利になったのに僕たちはなんだか疲れてしまっている。
そんな中でうまく休息をとることの重要性は高まっています。
本の内容を紹介すると、自律神経は、交感神経と副交感神経からなっているという、この手の本のお決まりの説明。
この本は、それに加えてもう1つの神経の重要性を説明してくれています。そして、それぞれの人に合わせた具体的な心と体の休め方を教えてくれます。
僕は、障害を持つ前から心療内科で、精神面のメンテナンスをしてもらっていました。あくまで僕の経験からくる判断なのですが、
自分の精神の状態をある程度客観的に把握して、必要に応じて、心療内科か、精神科の受診をできる環境を作っておけば、あまり恐れることはないなと感じます。
心療内科などにかかることに抵抗を持っていたりする方も多いとは思いますが、僕の経験からすると、なんか最近停滞しているなとか、
いまいちすっきりしないなとかいう感じがあったりするのであれば、受診するのが正解です。
ちょっと勇気をもって踏み出してみれば、そのあとは、歩みが軽くなった感じになると思います。
さすがに、スキップして歩くほどではないですけど体だけでなく、心のメンテナンス、この1冊から始めてみるのはいかがですか?
そして、メンタルケアをしてくれる病院の診察券を持っておく。それだけでかなり信頼のおけるリスク管理になるはずです。
本の紹介というより、僕のメンタルのメンテナンスの話になってしまいました。来月は、しっかり本の内容を紹介するつもりです。