本の紹介
理事 及川 篤生
書名 「丸かじりシリーズ」
著者 東海林 さだお
※サピエで、東海林 さだおで検索すると、音声デイジー版、点字データ版、ともに数十冊登録されています。
会員の皆さん、こんにちは。協会理事の及川です。僕の記事を毎月読んでくれている方は、先月と同じ本!及川も、ついに煮詰まって、手抜きしたのか?とか思われたかもしれません。手抜きじゃないですよ。このシリーズ、昭和の終わりから、数十年続いております。この1か月で、僕は10冊以上聞いております。作者の東海林さん、先月も書いたように、何かものを食べるということに異常なまでの好奇心と執着をお持ちの方です。コロッケにかけるソースは何が最適かということを真剣に検討し、とんかつソース、ウスターソース、中濃ソース、醤油、ケチャップなどを実験して、最終的には、それらを混合させた、オリジナルソースに行きついています。僕は、ウスターソース派で、衣に、ソースがしみているのが喜びを感じる人です。食べ歩きもされている東海林さんですが疑問に感じたことは自分で実験、そうした実験の中で、あった1つが、みそ味のチャーハン。これなら、俺にもやれるぞ!ということで、30数年ぶりに夏休みの自由研究やってみました。
ラーメン屋の看板、当然ラーメン、餃子、チャーハンといったところ。味噌ラーメンは、今更、餃子も南蛮味噌で食べる店もある。醤油と並ぶ日本人の基本調味料、味噌を使ったチャーハンがないのは疑問といえば疑問です。あまりそれを本気で考える人はいないとは思いますが。でも、僕は暇人なのでやってみました。材料は台所にあるものですべて準備完了。サトウのご飯、永谷園のチャーハンの素、卵2個。メインのたんぱく質を追加しようとして、秘蔵のカニ缶を使うかとも考えましたがリスクを取る思い切りがなくて回避、サラダチキンを使います。カニ缶は、何かのビックイベントまで、保管することに。チャーハンは、結構作っているので、まあ、調理は楽勝です。頃合いを見て出前についてきた、インスタント味噌汁のみそを投入。適当自炊の僕の台所には、きちんとした味噌はありません。出来上がったら、吉野家のお持ち帰りで余計に持ってきた紅生姜を添えて実食。感想は、なんというか、チャーハンですね。微妙なみその風味もありますが。まずいということはないけど、わざわざ作るほどでもない。味噌を入れるだけではありますけど。ラーメン屋さんが、味噌チャーハンをメニューにしない理由がわかりました。味噌ラーメンほどに、自己主張ができない普通のチャーハンで問題ないというのが僕の結論です。実験したのは、面白かったのでOKですね。そのうち、ダイエットと筋肉量増加の実験を、自分の体で試そうと思っています。