日視連第3回全国団体長会議の報告
理事 佐藤良彦
2月14日に開催されました、令和5年度第3回団体長会議に代理で出席しましたので内容を報告します。
当日は、加盟団体並びに各協議会からオンラインで59名の出席がありました。竹下会長の挨拶の後、議長に、堺市の土屋さんと、新潟県の木村さんが選出され、今回は、4つの議題について話し合われました。
議題1は、国連障害者権利条約への総括所見についてで、国連障害者権利委員会から日本政府に対して総括所見が示されたのを受け、日視連として、運動をどう進めるか、将来ビジョン推進委員会から中間の報告書の説明がありました。
議題2は、令和6年度の事業計画及び運動方針について、事務局と、各協議会から説明がありました。
議題3は、拡大読書器に関する要望書ということで、昨今値上がりしている拡大読書器の日常生活用具の基準額が多くの自治体で198,000円に据え置かれている現状に対して、昨年12月、日本ロービジョン学会・日本眼科学会・日本眼科医会・日本視能訓練士協会が、4団体連盟で、全国の自治体に給付費見直しの要望書を提出。日視連としても、当事者団体として、要望書を作成することになりその案が示されました。
ちなみに、仙台市の基準額は239,000円になっているそうです。
議題4は、加盟団体からの報告ということで、今回は、能登半島地震の被災地である石川、富山、新潟、各県からの現状報告がありました。
特に石川県の会長さんからは、多くの方からお見舞い、励ましの言葉、支援の申し出があったことに対してお礼の言葉がありました。
石川県では、点字図書館登録者の名簿から120名の方と連絡がとれており、その多くが、家屋の全壊、半壊、一部損壊で自宅に住むことができない状態であること。停電により、固定電話で登録していた人とは連絡がとれなかったので、携帯電話での登録が重要であることなどの話がありました。
最後に、6月に開催される、第77回全国視覚障害者福祉大会について、主催県である熊本の方から概要説明があり、会議の一切が終了しました。